根來宏典建築研究所

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2010年3月4日(木)

切妻の黒い家 その7 ロフトからの見下ろし


ロフトに上がって、下を見下ろした風景です。
ロフトって心地よい閉塞感があって落ち着きますよね。
つい上って、下を見下ろしたくなります。
ところで最近、ロフトに対する役所の考え方が厳しくなり、混乱が起きているようです。
ロフトとは法律上、『小屋裏収納』のことを言います。
文字通り小屋裏を利用した収納ですから、
本来は「子供部屋」や「趣味のスペース」として活用してはダメなんです。
天井高さは、最高で1.4m。
広いロフトを作っても、しゃがみながら荷物を運ばなければならず、腰が痛くなります。
昇降は、階段はダメで、ハシゴです。
荷物を持ったまま、どうやってハシゴを昇り降りするの?危険です。
窓は付けてはダメです。換気として認めても、床面積の1/20までの大きさとか。
暗くて、快適性は望めません。
自治体によって解釈は違うようですが、
つまり小屋裏収納としてのみ使わせたいのだとか。
収納はいくらあっても重宝するものとは言え、年を取るとこんな収納は使えませんよね。
とは言え、ロフトには惹かれます。
諸条件をクリアしながら、空間的にもデザイン的にも魅力あるロフトの設計を心掛けたいものです。
根來宏典