木骨の白い家 その2 分棟型二世帯住宅 | 築紡|根來宏典

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2009年6月11日(木)

木骨の白い家 その2 分棟型二世帯住宅

南側の外観。正面の2階建ての方が子世帯、左の平屋の方が親世帯です。

 

二世帯住宅の計画では、何を共有するかがテーマになるかと思います。玄関を共有するか。浴室などの水周りを共有するか。キッチンを共有するか。リビングを共有するか。などなど、色々な考え方があります。また、これら空間単位の相互の連続性をどのように関係させるかが、より魅力的な空間を引き出すことになります。

 

今回の設計では、一つの土地に2棟を別々に建てるという計画となっており、建物自身が完全に分離されています。コンセプトは「つかず離れずの二世帯住宅」です。

 

そこで、建物を北西に配置し、南東に広い庭・駐車スペースを共有し、それをさらに顕在化させるため、オリジナル構法の木骨フレームを広い庭に向かって開くことにより、別々に暮らしながらも、同じ空間を共有している感覚を創出しました。ちなみに、確認申請は2棟別々に申請しております。