鍛鉄作家の天利さんより、花器が届きました。
先日『天利哲 鍛冶展』に行ったお話を紹介しましたが、
その場で飾っているものを購入しました。展示会のお話は、コチラ≫
展示会が終わり、わざわざ天利さんご本人が、山梨から渋谷まで届けてくれました。
ご本人は、東京に仕事で出てきたついでに立ち寄ったと申しておりましたが。
長さは60センチ。鉄の塊ですから重い。
和紙に包み、紙の紐で縛られて持ちになられました。天利さんのキメ細かな配慮が伺えます。
壁に掲げさせて頂きました。紙の紐を活用して。
天利さん曰く、中央の凸み(つばくみ)に知恵を絞ったそうです。
鉄を叩いても、このような綺麗な角が出ません。
活用したのは、建築用資材でも使われる鉄のL型アングル。
それを開き広げながら叩いて、平たい板に溶接したそうです。
中央のお花を入れる部分は、鉄を溶かして穴を空けたのだとか。
仕上げは、鉄の黒皮の上に蜜蝋仕上げ
素材を活かした手づくりの造形が、美しい。