大磯にある「ギャラリーさざれ石」で開かれていた『天利哲鍛冶展』に行ってきました。
天利さんは、富士山の麓、山梨県鳴沢村で創作活動している若い鍛鉄作家(現在37歳)。
黒と茶の2色が展示。黒は黒皮の上に蜜蝋仕上げ。茶は錆を出してから蜜蝋仕上げ。
黒皮は、鉄を熱して常温に戻る時に出来る表面の酸化皮膜のこと。この風合いが素敵なのです。
ウレタン塗装ではなく、蜜蝋仕上げと言うのに共感。
ウレタンの方が耐久性は良いですが、自然素材である蜜蝋に拘っているのだそうです。
今回は、花器がメインだったようですが、ペーパーナイフなんかも展示されておりました。
こちらのギャラリーの看板も手掛けられております。
鍛鉄は、私も非常に魅力を感じている素材。建築に取り入れたい!
次回は山梨にある彼の工房にお邪魔し、その可能性を探ってみたいと思います。
沢山の方が来られておりました。
彼には、鍛冶屋としての腕もさることながら、人を惹きつける力があるようです。