根來宏典建築研究所

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2019年4月24日(水)

膳所焼

蘆花浅水荘の近くにある『膳所(ぜぜ)焼美術館』。江戸初期の1621年、膳所藩主が御用窯として始めたのが膳所焼。茶陶としても名高く、遠州七窯のひとつでもあります。他には志戸呂焼(遠江)、朝日焼(山城)、赤膚焼(大和)、古曽部焼(摂津)、上野焼(豊前)、高取焼(筑前)が挙げられるとのこと。膳所焼(近江)は、小堀遠州(1579-1647)の指導を受け、特に茶入れと水差しに力を注ぎ、諸大名らの贈答品として重宝されたそうです。

 

そんな膳所焼なのですが、廃藩置県にともない途絶えてしまいます。それを惜しんだ地元の岩崎健三氏が、1919年に友人であった画伯・山元春挙とともに登り窯を築き、大変な苦労の末に復興させたのが現在の「復興膳所焼」なのだそうです。春挙の絵が描かれた焼物も多く見られます。

 

 

重厚な茅葺屋根の門構えをくぐって敷地に入ります。奥には広間のお茶席があり、見事なお庭を臨むことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美術館は、お宝が展示されているので写真撮影は禁止。こちらは展示販売されているコーナー。現在は使用されておりませんが、復興させた登り窯を見ることができます。黒味を帯びた鉄釉が特徴。薄くて軽いのも特徴で、その技術を活かしたのが茶入に表れているように思います。遠州の「綺麗さび」の精神が息づいているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最寄り駅は、京阪石山坂本線「瓦ヶ浜」駅。無人駅であり、また周辺には食事処が一つも見当たりません(汗)困ったな~と街中を散策していると、素敵なパン屋さんを発見!食事にありつける喜びを噛みしめつつ、琵琶湖の畔に腰を据えて戴くことに。揚げたてのカレーパンが絶品でした!