
兵庫県芦屋市の小高い丘の上。灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸として建てられた建築。フランク・ロイド・ライトの設計にて大正13年に竣工。現在はヨドコウ迎賓館(淀川製鋼所)となっています。車寄せを備えた玄関構え。ライトらしい大谷石の使い方が、建物の格式と柔らかさを感じさせます。2階に設けられた応接室の壁面には飾り棚や長椅子が作り付けられ、天井際の小窓から取り込む採光が独特。3階の廊下は大胆な開口部で、木のフレームや飾り銅板を通して木漏れ日のような光が差し込みます。飾り銅板は和室の欄間にも用いられ、和モダンな印象。傾斜地であることを活かしたスキップフロアの構成。廊下や階段空間には物入や長椅子、採光欄間が設えられた緩衝空間となっています。4階に設けられた食堂は天井が高く、装飾性の高いデザイン。奥にある厨房は機能的に設計されています。食堂からはルーフバルコニーに出られ、芦屋の街並みや海を一望できる絶景スポット。










