疎水さんぽ | 築紡|根來宏典

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2025年4月18日(金)

疎水さんぽ

今も息づく明治の偉業を伝える『琵琶湖疎水記念館』へ。当時の歴史や文化を学べる場。南禅寺境内に足を向けると煉瓦づくりの『水路閣』があります。明治21年完成。琵琶湖疎水の支流は、この水道橋の上を流れて、銀閣寺方面に向かいます。連続するアーチ、ノスタルジックな風景が美しい。『疎水分線』は歩くことができ、途中、蹴上発電所取水口や水圧鉄管などのインフラ設備を眺めつつ『蹴上船溜』へ。荷物の積み下ろしや船頭たちの休憩の場。そこか『インクライン』を降りていきます。南禅寺船溜と結ばれた傾斜鉄道ですね。最後は『無鄰菴』へ。明治29年完成、政治家・山縣有朋の別荘。母屋、洋館、茶室で構成され、庭園を手掛けたのは小川治兵衛。琵琶湖疎水の水が引き込まれ、近代日本庭園の傑作といわれています。雨上がりの散歩日和でした。