まぼろし小路@京都 | 築紡|根來宏典

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2019年9月6日(金)

まぼろし小路@京都

魅惑を感じる『まぼろし小路』。奥の様子がわからず、入るのに少し勇気が要ります。どうしようかな、、、と迷っていると、さり気なくお店の方が出てきて下さり「入って良いですか?」と尋ねたら「どうぞ」と!いざ突入!

 

路地を建築化、いや建築を路地化、、、どちらかはさておき、ワクワクする路地の世界感。入口を入ってクランクすると、その路地幅は50㎝弱、、、マジかココ、、、大丈夫か。。。まぼろし小路を抜けると喫茶店。その扉を開けてお店に入ると、開けてよい扉と、いけない扉、写真を撮ってよい場所と、いけない場所の説明があります。厨房の上にある屋根裏部屋が焙煎室になっており、ハシゴで上り下りするのですが、そちらは撮影禁止。

 

建物と建物の隙間に作られたバラックのように見えますが、店主の方に話を伺うと、両サイドにも元々は同じような長屋が建っていて、ここだけが残ったのだそうです。それを入手し、1年半掛かりで自ら改装したとのこと。店主さんは元々、映画のセットの製作に携わっていたそうで、そのファンタジーな世界観が満載。元々外部空間だったところに屋根を掛けたり、お手製のトップライトを設けたりしているので「雨、漏りませんか?」と聞いたら「漏りますよ」と(笑)それをも楽しみに変えてしまいそうな世界です。

 

場所は西陣。ここも人通りのあるエリアではなく、まさしく隠れ家的カフェ。細部まで拘った店構えもさることながら、自家焙煎、ハンドドリップで淹れる拘りの珈琲は絶品のお味。豆は通常の2倍の量を使っているそうです。赤いエントツが目印。