大工さんがベニヤに描いた原寸図、美しいと思いませんか。。。
コーナー三枚引込戸。手づくりの木製建具。詳細図は設計事務所側で描いているのですが、それを踏まえ、大工さん自身が本質的に理解するためのもの。発注部材の加工寸法を洗い出したり、現場精度や将来を見込んだクリアランス、施工手順を原寸で確認するとともに、現場監督や素材納入者との打ち合わせのツールでもあります。
近年、ノミやカンナを使えない大工さんが増えているとの話を耳にしますね。このように原寸図を書ける大工さんも少なくなってきております。こちらの大工さんは、仕事に対する姿勢が美しい。現代社会において、このような大工さんに住宅を作ってもらえることは、幸せなことだと思います。冥利に尽きます。