小上がりの和室の設えが整ってきました。
建具職人さんと塗装職人さんのコンビプレイは、まだまだ続きます。
敷居や鴨居は大工さんが作り、
それに合わせて建具職人さんが現場で調整しながら建て込みます。
それが大丈夫なら、障子を一旦は外し、塗装職人さんが塗装。
それが乾いたら、またまた建具職人さんが登場し、和紙を貼って建て込みます。
キッチンはオールステンレス。傷が目立ちにくいバイブレーション仕上げ。
養生シートが巻かれています。明日、建物全体のクリーニングが入ります。
早く剥がしたい気持ちは山々なのですが、それまでは我慢、我慢。
畳は縁なしの琉球畳。そして本イグサ。ポイントは糸が二本入っていること。
一本のものが多く、もちろん二本の方が上質で耐久性も高いのですが、
畳目の山が大きくなるので、陰影、弾力、温かみ、厚みを感じます。
畳一枚につき、一本だけ色付きの糸が混入しています。
これを県証糸といいまして、熊本産の畳表の証明になるのです。
メーカーの印字やシールを貼った建材をよく見かけますが、
ひっそりとその証を潜めておくのがお洒落ですね。
イグサの香りに心が落ち着きます。
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