夏休み、実家でのんびりしていたら、親父が『旧和歌山県議会議事堂』を見たいと、、、
一緒に見に行ってきました。
今年7月に国の重要文化財に指定されたようで、来訪される方も多くなったとか。
1896年:和歌山市一番丁に和歌山県議会議事堂として竣工
1938年:県庁移転に伴い、議事堂としての役割を終える
1941年:東和歌山駅前に移築、農協施設として使用
1962年:岩出市の根來寺境内に移築、「一条閣」と名付けられ、宿泊施設に転用
2016年:老朽化に伴い、根來寺近くの若者広場隣に移築復元
という変遷を経て、現在の姿になっています。
それにしても凄いと思うのは、移築を3回していること。
竣工当時の技術の高さ、その後の県民の愛着もあってのことですが、
これが木造建築の良さだと思います。
木造2階建て、間口31m×奥行47mの大規模な建築。
議場は、間口18m×奥行23m、高さ6mの大空間です。
小屋組みは見えませんが、洋式のトラス構造が採用されているそうです。
天井は中央部を折上格天井とし、杉の杢目板を市松に貼っています。
現存最古の木造和風意匠の議事堂として評価が高いのだそうです。
復元に当たり、柱や梁は、根継ぎ、頭継ぎ、埋木といったように古材の修繕をしつつ、
なるべく当初の部材を使ったそうです。これも木造建築ならではの良さだと思います。




