日本第一番饅頭所 | 築紡|根來宏典

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2017年2月22日(水)

日本第一番饅頭所


創業より660年余り、代々受け継がれてきた秘伝の味だそうです。

初代は、1349年に中国より来朝し奈良に住み、日本で初めて餡入りの饅頭を作り、、、
時の後村上天皇に献上したところ、大変喜ばれ、宮女を賜り、、、
以来その子孫は饅頭屋と称し、繁盛し、、、
後に京都に移ったものの、応仁の乱による戦火を逃れて三河に移り、、、
足利将軍義政公からは「日本第一番饅頭所」の看板が送られたそうで、、、
さらには豊臣秀吉、徳川家康からも寵愛を受け、、、
江戸開幕とともに家康公に従い、江戸に移ってきて、、、
茶事を愛し、千利休の孫娘を妻とし、、、
明治初年には、宮内省御用達の栄を賜り、、、

歴史が深すぎて目眩しそうな老舗の和菓子屋さんが事務所近くにあります。
幕府ができた時から、ここにあるそうです。

白い方は、定番商品。大和芋の皮に極上餡を包んだ薯蕷饅頭。
黒い方は、やすやすと口に出来る代物では御座いません。
徳川家康が長篠戦いに出陣した際に献上されたもので、この饅頭を兜に盛って軍神に供え、
戦勝を祈願されたことから「兜饅頭」とも呼ばれるそうです。

すごい世界があるのですね。
私もこれからは、出陣の際の「げんかつぎ」で頂きたいと思います。

根来宏典