木の神様、木の国、紀伊国 | 築紡|根來宏典

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2017年1月11日(水)

木の神様、木の国、紀伊国


初詣は、姉の嫁ぎ先近くの『伊太祁曽(いだきそ)神社』にも参ってきました。

「木の神様」として、慕われている神社です。
御祭神の五十猛命(いたけるのみこと)が日本全国に植木を植えて回り、
緑豊かな国土を形成したと、日本書紀に記されているんだとか。
木の神様が住む国であることから「木の国」と呼ばれ、
やがて「紀伊国」となったそうです。

境内山中の井戸より湧く水は絶えることなく、古くより「いのちの水」と呼ばれています。
境内内に「木洩日(こもれび)」という休憩所がありました。
ちゃんとしたテーブル席もあるのですが、ストーブ周りの居心地よく、
いのちの水で淹れたコーヒーをそこで頂く。

天井を見上げてビックリ、見事な「扇垂木」ではありませんか!
垂木が放射状に配置されたもので、手間の掛かる仕事。鎌倉時代に建てられたのだとか。
神社の旧社務所で、週末限定カフェとして、昨年5月にオープンしたそうです。

お店のお姉さんと会話を楽しんでいたら、お正月期間中のお手伝いさんらしく、
普段は東京の木場でカフェをやっているそう。
和歌山のアンテナショップにもなっているそうで、
県民のソウルフード「グリーンソフト」や「てんかけラーメン」も置いてあるとか。
たまに食べたくなるので、今度お邪魔してこようと思います。

根來宏典