続いては、場所を変えて神楽坂。
古材、古建具を再利用した事例として、
安井先生が手掛けた『矢来町の路地と家』を見学させていただきました。
施工は(その2)でお話しした中島工務店さんになります。
路地を共有した2棟(別々の施主)の住宅をワンセットで設計しています。
上の写真の左手は「ギャラリー棟」と呼ばれ、祖父+親夫婦+子夫婦の家族構成。
右手は「カフェ棟」と呼ばれ、夫婦二人の家族構成です。
ギャラリー棟の螺旋階段を上がった2階の様子。
黄色く塗られた鉄骨らせん階段(現代的な要素)と古建具とが見事に調和。
扉の向こうは、寝室になります。
寝室も気兼ねなく見せてくださいました。
古建具を開けると吹抜になっており、ギャラリーを見下ろすことができます。
建主さんは、現代アートの作家さんです。
カフェには路地奥の裏庭から出入りするのですが、その出入り口の様子。
準防火地域なので、開口部は防火仕様。防火アルミサッシと古建具を2重にして、
アルミサッシが見えない設え。既成網戸に古い引手を取付。こだわっていますね!