7月17日(日)は、家づくり学校3年生の授業、本間至による『プランニング』でした。
講義と課題提出の前半と、その講評と指導の後半との2回1組の授業で、今回はその前半。
本間さんの授業は「住宅設計とは何か」を考えさせられます。
住宅を”容器”と”生活”それぞれの視点から考えてみると、
これまでの建築家、多くの建築家は、容器の設計をしているようの思われます。
住宅は、人が生活するための器ですので、
住宅設計とは、生活の視点から考える必要があります。
今回の授業では、サニタリーに焦点を絞って解説してくれました。
分かりやすく言うと、食べる、排せつ、きれいにするといった行為の3点。
農家や町家を引用した住まいにおけるサニタリーの変遷は、とても興味深かったです。
住まいを語る場合、パブリックゾーンに注視され、このサニタリーが蔑ろにされがちです。
生活から考えた場合、エントランス、パブリック、プライベート、サニタリーとの連動性は重要であり、さらに昼と夜の生活シーンに想起しながらプランニングすることが大切です。
もちろん、造形的な美しさなども大切なのですが、
決して生活を蔑ろにしてはなりません。
華やかな住宅雑誌の写真を見ていると、住宅設計の本質を惑わされがちです。
これらの住宅を、生活の視点からプランを見てみると、
けっこう矛盾、破たんを来していることに気づきます。
プランニングに際して、冷静に分析、判断できる力を培うヒントを得たように思います。
授業の後は、本間さんのご自宅に移動。実例を踏まえての解説。
母世帯、姉世帯、本間さん自身の世帯といった3世帯、
さらにお姉さまの料理教室、本間さんの設計事務所、ガレージを内包しており、
本間さん自身が20数年前に自身で設計された住宅です。
世帯や要素が増えるということは、当然、プランニングも難しくなります。
それが見事に整理されており、生活のしやすさに感嘆した次第です。
今回はプランニングのお話しが中心でしたが、メンテナンスの話も含め、
「長く住まう」という意味での貴重なお話しを聞くことができました。
そして、そのままご自宅で懇親会。
居心地のよい空間で、寛ぎのひと時。贅沢な時間です。
ご家族の皆さま、ありがとうございました。





