軒下空間の広がり @土間の広がる家 その4 | 築紡|根來宏典

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2016年4月27日(水)

軒下空間の広がり @土間の広がる家 その4

『土間の広がる家』室内の土間から、屋外の軒下に視点を移した様子です。

 

軒の出は、2メートル。
大きな開口部とともに、垂木が室内から室外に連続して跳ね出しているので、
内外の空間に一体感が生まれ、より大きく、より伸びやかな感じがします。
夏場の日よけ対策にもなっており、風通しも良い住宅なので、
エアコンを殆ど使わない生活を送っているそうです。

 

軒先に樋は設けず、雨水は軒先から垂れ流し。
住宅の周辺環境は、市街化調整区域ということもあり、畑や樹木が多く、
樋を付けても、すぐに葉っぱが詰まってしまうからです。

 

 

軒先の納まりも大切なのですが、足元の設計も大切。
雨落ちの位置には雨水を浸透させること、水跳ね対策を目的に砂利敷き。
砂利と芝生との見切りには、屋根に使われる瓦を小端立て。

アプローチや土間には『深岩石』を敷き詰めております。採石場のお話は、コチラ≫
メジャーな石ではないので、あまり知られておりません。専門家の中でも。
でもいいんです。私が好きなんですから!
そもそも、ここの採石場でしか採れなくなってしまった稀有な石なのです。

 

ところでボク、なぜ裸足なの???気が付けば、ネェネも裸足、、、
痛くないの?って聞いてみると「気持いい~」とのことです。
子供達も、この土間空間、そしてこの仕上げがお気に入りのようで良かったです。