昨日は、家づくり学校2年生第2回目の授業「家具」の下見に行ってきました。
二つの町工場的家具屋さんを見学する予定です。
そのうちの一つは、家具の中でも鉄などの金物製作に長けており、
イサム・ノグチやアントニン・レーモンドらが信頼を寄せて、
仕事を依頼してきた会社です。
鉄、ステンレス、真鍮、銅、塗装、メッキ、鍛鉄、、、
テーブルや椅子の脚、手摺、レリーフ、引手、、、色々と学ぶことが多そうです。
もう一つは、ソファや椅子などの製作に長けており、
代表自身が椅子張り職人・モデラーであり、「黄綬褒章」を受章しているほどの人物。
宮内庁の古典的技法による椅子等の製作及び復旧、
アルフレックスやカッシーナ等のライセンス生産なども行っている会社です。
お邪魔すると、「こんなの教材として良いのでは?」と、椅子を出してくれました。
島津家で長年に渡って愛用されてきた椅子で、復旧の依頼が来たそうです。
よーく見ると、これまで何度も復旧を繰り返されて経緯が読み取れる。
その痕跡を見ると、復旧回数だけでなく、
復旧当時の流行や、職人さんの技術力なども分かるのだとか。
詳しいことは、授業前なので非公開。お楽しみということで。
授業の前には、こうやって下見に伺い、
当日どんなお話が聞けるのか?どんなお話を聞きたいのか?を事前打合せ。
移動ルートや時間、そして懇親会の場所なども大切な下調べです。
今回の懇親会の場所は、建築家仲間の自邸を公開してくれそうです。
ご家族の方々にも、本当に感謝、感謝。
当日は、楽しい一日となる予定が組めそうです。