屋久島プロジェクト 上棟 その3 | 築紡|根來宏典

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2011年6月9日(木)

屋久島プロジェクト 上棟 その3


ホロ酔い気分で、ホテルに戻りました。

宿泊の際、水を買って部屋に入るのですが、ここでは屋久島『縄文水』という美味しい天然水。思わず『たんかんジェラート』も買ってしまいました。
『たんかん』は屋久島の産物の一つ。『たんかん梅酒』や『たんかん娘麺』など、『たんかん』を使ったアイデアグルメも満載です。

2日目も現場にて打合せ。急ピッチで工事中のため、質疑も盛り沢山・・・。

外壁は、杉小幅板を型枠にしたコンクリート打放し。
杉材の木目や節などが残っており、自然な風合いが感じられます。
小幅の板と板との間を出目地としているので、壁に立体感、陰影、深みが感じられます。

コンクリート建造物の初期は、この杉小幅板型枠が主流だったのですが、
様々な変遷を経て、近年は樹脂塗装合板型枠に変わりました。
樹脂塗装合板の登場により、コンクリート建築作品に輝きをもたらしました。
その反面、杉小幅板型枠は、陳腐な仕上げと見られるようになったのです。
にも関わらず、この杉小幅板型枠は手間もコストも掛かる・・・。

でも私は、この仕上げが好きです。
クライアントからも、美しい!!素晴らしい!!とお褒めの言葉を頂きました。

根來宏典