根來宏典建築研究所

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2009年10月8日(木)

木材研修 in 宮崎 その4


続いて向かったのは、日向市にある『日向市駅』。
宮崎市内から1時間半ほど。建築家・内藤廣氏の設計です。
柱を鉄骨造、梁を木造とした混構造で、木造部は宮崎産の杉を活用しています。
大空間を形成するための構造美が素晴らしい!

コンコースの天井には、杉の間伐材。

足元廻りのタクシー乗り場まで、木造の梁が迫り出しており、
内部と外部の一体感に包まれております。

どこの街でも同じような状況ですが、
もともとの日向市は駅・線路が街を分断し、街の発展の障害となっておりました。
そのため、鉄道を高架にし、分断された街を一体化しようとした事業です。
日本全国、建築家が計画に携わった駅舎は少ないと思われます。
専門家や事業者、さらには住民が協働・一体となった本事例は、
今後の新たな街づくりの可能性を広げることと思います。
近年、ハコモノ建築が批判を浴びております。
問題なのは、ハコモノしか作れない社会システムであって、建築を作ることでは有りません。
魅力ある地域を作るための『建築の力』ってあると思います。