

紡|紀州のセミコートハウス
形態的な特徴は、伸びやかに連続する濡縁と庇、室内から軒先へと張り出す現しの垂木、軒を低く抑えたプロポーション、大開口の木製建具、、、機能的な特徴は、造作キッチンと繋がる家事動線、坪庭に面した露天風呂感覚の浴室、和室と一体となったロフト空間、ベンチや流しを設えたBBQテラス、外動線としての露地庭、基礎の輻射熱を活かして家全体を暖める蓄熱式床暖房、、、素材的な特徴は、木の産地ならではの紀州ヒノキ、天井に貼られた染極細葭茶糸編、重厚な幅広オーク床材、和室縁甲板のナグリ、神代の趣感じるウッドデッキ、素朴な風合いの手づくりタイル、柔らかな表情の芦野石、大津磨きの左官、華やかで重厚な漆和紙、市松の襖、そっと忍ばせた真鍮や和風金物、エッジの利いた板金、、、等々。大工、職人、素材生産者方々の技術や心意気を紡いだ住宅です。
場所 | 和歌山県和歌山市 |
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用途 | 専用住宅 |
延床面積 | 129.66㎡(39.22坪) |
構造・規模 | 木造・平屋建て |
写真 | 上田宏 |
施工 | 宮本工業 |