2025年7月2日(水)
宇治にある黄檗宗大本山の萬福寺。30年ぶりの再訪。日本在来の寺院建築と明朝期・中国福建省福州の仏教建築の要素を融合した独自の様式。法堂、大雄宝殿、天王殿の3棟は、2024年に国宝指定されました。また大雄宝殿は、全面的に鐵梨木(チーク)材を用いられた日本最大かつ唯一の建造物。七宝焼き香炉の華やかなブルーが映えます。境内には回廊が巡り、吊られた風鈴の音色、水路の雫が涼やかでした。木彫りの魚は開梛(かいぱん)といい、木魚の原型。叩く音で法要や食事の時間を知らせるそうです。