水のネットワークが発達した水の都・京都。庭園、食、友禅染、茶の湯、、、豊富で清冽な水の恩恵でもありますね。琵琶湖から引かれた疎水分線に沿って哲学の道があるわけですが、北上すると銀閣寺の近くにある西田橋で白川と交差します。合流するのではなく、逆サイホンの原理を活用した立体交差。水路沿いを歩くのは気持ちが良い。白川を北上し、その奥に歩みを進めてきました。その昔、北白川は志賀街道(山中越)の街道集落として栄えた場所。現在はコンクリートによる護岸が整っているのですが、その立体造形が興味深い。途中、北白川天神宮がありました。133段ある石段は力強く、神秘的。登り切ったところには拝殿、本殿、三社殿が鎮座し、小さな境内ながらも居心地の良い空間が待っていました。しばし休憩し、心を整えてきました。

