KYOTOGRAPHIE2025とKG+(4.12-5.11)が始まりました。京都で行われる国際的な写真祭。三条小橋のたもとに建つ『TIME’S Ⅰ&Ⅱ』が会場のひとつになっています。設計は安藤忠雄さん。Ⅰは1984年、Ⅱは1991年に竣工。ここ数年、門は閉ざされていたのですが、これを機に中に入ることができます。ANDOといえば打放しコンクリートの仕上げですが、ここでは安価なコンクリートブロック。スケルトンとなった素の空間。人によってつくられた手の痕跡が露になり、建築の力強さとリアリティを感じとることができます。高瀬川を挟んだ桜との競演が、街に活気を与えていました。

