社会に発つ | 築紡|根來宏典

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2025年2月14日(金)

社会に発つ

大学のこと、こちらのブログには書かないようにしているのですが、嬉しいことがあったので書き込みます。先日、卒業制作の審査会がありました。卒業設計に挑んだ124名の学生の中から、私の研究室に所属している学生が高い評価を受けました。

 

最優秀賞:山を架け、路を編む~男木の力と子どもの力の再編集~

優秀賞と審査員特別賞(岸和郎):滲む暮らしに希う~魅せる暮らしによる新規移住者受け入れ形態の提案~

佳作:上下を覆す~アドレスホッパーと町民の再興計画~

入選:トロッコがつなぐ物語~閉山した鉱山からアスリートを生み出す~

 

4人とも輝きを放ち、最優秀賞は2年連続となりました。研究室を持って3期目。お恥ずかしい話、人気のない研究室でして、、、指導方針として口酸っぱく言っているのは「賞を獲るためにやるのではない」ということ。結果の伴いは素直に喜べば良いのですが、大切なのは自身が納得のいく作品をつくること、そして自己の成長を感じること。結果発表後、最優秀賞受賞者が学生を代表してコメントを述べるのですが「楽しい卒業設計でした!」と言ったのが清々しかった。ほぼ徹夜だったくせに。賞を戴いた以外のメンバーも頑張りを見せてくれ、いい仲間関係だったと思います。コロナ渦2年目、私の大学着任と同時に入学した学生たち。思いも一入。学生生活では満足のいかない面も多々あったかと思います。すごく成長した彼ら、彼女ら。その成長率が何より誇らしい。自信をもって社会に送り出します。自慢の学生たちです。