Kyoto岡崎アトリエを出て、冷泉通りを東へ真っすぐ。正式名称は『禅林寺』。南禅寺界隈にある多くの建築や庭園からの眺めは、東山を背に佇むにこちらの多宝塔を借景として取り込んでいます。阿弥陀堂や釈迦堂などの周りには回廊が巡り、緑や水と調和し、起伏のある地形が視線の変化を楽しませてくれます。山肌に沿ってつくられた臥龍廊の様相は天に昇る龍のごときであり、中を歩くとその体内に入ったような感覚に。多宝塔から眺める京都市街の冬景色は清々しい。古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれる名所。散紅葉が奇麗でした。