大学の授業の一環として行っている路地調査。実測・観察・ヒアリングを通じて、路地が有する空間特性・利用実態などを取り纏め、課題の発見・新たな価値を創造する。京町家に受け継がれる中間領域や連坦性を考える機会でもあります。密集市街地が抱える防災上の危険性については、考えさせられるものがあります。調査においては、路地銘板、避難所・集合プレート、AED、こども110番などの設置や表示実態を確認し、「あんしんあんぜんマップ」を作成・更新することにより、学ぶ機会を地域に還元させていただいています。路地というのは、その先に人の暮らしがあるわけですから、立ち入りを遠慮すべきところですが、私も学生に混じって勉強させてもらっています。