東福寺塔頭『霊雲院』も見学(通常公開)してきました。お庭は重森三玲が手掛けたもの。書院正面の主庭「霊の庭」中心には須弥山としての遺愛石を据え、足元には砂紋による円の広がり。九山八海を表現した壮大な世界観。小書院の西には「臥雲の庭」。三玲らしいモダンなデザインで、ゆうゆうとした雲と無心に動く水の美しさを、鞍馬砂と白砂の砂紋で表しているそう。北に回ると茶室があるのですが、その露地も兼ねています。茶室「観月亭」は下に四畳半席、上に五畳半席という珍しい二階建て。太閤秀吉の北野大茶会当時のものを移築したものだそうです。