今年の紅葉は全国的に遅いようですね。京都市内も少しずつ色づいてきました。写真は、東福寺の臥雲橋から通天橋を眺めた様子。東福寺ではこのシーズンにあわせていくつかの特別公開が行われています。この日はあまり天気は良くなかったのですが、混雑の少ない中で見学したいと思い、足を運んできました。
まずは国宝の三門。何度かの火災にあっており、現三門は1425年に再建されたもの。大仏様を基本としながらも、各部に禅宗様を加味しています。禅宗三門としては、最古、最大、最優と言われているそうです。普段は登れないのですが、今回はその楼上に立ち入ってきました。宝冠釈迦如来坐像と十六羅漢像等が安置。天井や梁には極彩色で浄土が描かれ、静寂さと荘厳さに包まれていました。そして縁を回って景色を見渡すと晴れやかな気持ちに。写真撮影は禁止です。