奈良方面『唐招提寺』にも寄ってきました。金堂、講堂、鼓楼、経蔵・宝蔵はいずれも国宝建築。金堂の構造形式は正面七間、側面四間、寄棟造。棟両端に鴟尾(しび)が載っています。柱は太く、エンタシスが見られます。講堂は唐招提寺伽藍のうち、最初(761-762)に建立された建築。構造形式は正面九間、側面四間、入母屋造。背が低く、柱も細いので金堂とは印象が異なります。鼓楼は小さな建築で、仏舎利を奉安しているそうです。経蔵・宝蔵は日本最古の校倉。食堂は残っていないのですが、その奥はヒューマンスケール、かつ緑が豊かで散歩すると気持ちが良い。瓦と泥レンガの土塀が美しかった。