2024年9月30日(月)
京都祇園に金閣、銀閣と並び、銅閣と称される『祇園閣』が建っています。通常非公開なのですが、特別公開されていたので見学してきました。この地は元財閥・大蔵喜八郎の別荘。設計は伊藤忠太。昭和3年建立、RC造3階建て、屋根銅板葺、高さ36メートル。山鉾を模した楼閣で、鉾先には金鶴が輝いています。内部は中国敦煌の壁画が模写され(昭和63年)、その世界観に包まれています。内部や上空中からの景色は撮影禁止。石組に2層の楼を載せた三層構造。回廊は石細工の肘木によって張り出され、その妙技に目を奪われてきました。