近代日本文人画家の巨匠・富岡鉄斎(1836-1924)の旧宅が生まれ変わり、9月20日・21日に公開されていたので足を運んできました。京都商工会議所創立140周年記念事業並びに文化庁京都移転支援事業の一環であり「文化と産業の交流拠点(仮称)」として整備されたもの。玄関・会議室・事務室などは新しく付加。茶室・和室・画室などは旧宅で使われていた古材が再活用され、往時の再現に取り組んでいるそうです。新旧の融合を感じる佇まい。茶室における畳一枚分の地板を設えた床の間、画室における二重に打たれた落掛の書院が印象的でした。