2階は構造材現しの高い天井が特徴的。屋根勾配なりに上がっていく登り梁に力強さを感じます。正面に寝室、左手に子供室。将来2室に分割しても使えるように、出入口は二つ設けています。それぞれの部屋は引き戸で閉じることもできるのですが、開け放しておくと気持ちが良い空間構成。ひとつ屋根の下に暮らしている感覚をもたらしています。トイレの扉は少し引っ込ませて、階段周りの空間を広くしています。その引っ込ましたことで現れる柱が、空間的なアクセントになっています。柱には子どもの身長を刻み、その成長を記しているそうです。