春の訪れを告げるボケ(木瓜)。秋には香りのいい実を付けてくれるのも魅力。織田信長の家紋にもなっている樹木。
その雲竜。針金を掛けたのではなく、自然の樹形です。足元にはアラハシラガゴケ、揖斐石、桐生砂を誂え、黒い丸鉢で景色を切り取っています。3本の太い幹に、4本の細い幹が絡みつくように伸びる姿、竜が空に舞う如し、曲がりくねった様相に野趣を感じます。落葉樹ではありますが、冬でもその枝っぷりを楽しめる躍動感。
数日前に仕立てたのですが、蕾がどんどん膨らんできました。たくさん付いています。開花が楽しみ。