根來宏典建築研究所

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2021年2月1日(月)

はじめに 紡|紀州のセミコートハウス その1

和歌山県和歌山市で手掛けた『紡/紀州のセミコートハウス』を紹介します。お引き渡しをして、16か月後の暮らしの様子です。いつもお願いしている写真家・上田宏さんの撮影によるもの。これから数回に分けて、連載したいと思います。

 

用途地域:第1種低層住居専用地域
敷地面積:351.5㎡(106.33坪)
延床面積:129.66㎡(39.22坪)*ロフトを除いた面積
構造・規模:木造・平屋建て(ロフトあり)
施工:宮本工業
家族構成:夫婦二人+子供二人+猫三匹

 

形態的な特徴は、伸びやかに連続する濡縁と庇、室内から軒先へと張り出す現しの垂木、軒を低く抑えたプロポーション、大開口の木製建具、、、機能的な特徴は、造作キッチンと繋がる家事動線、坪庭に面した露天風呂感覚の浴室、和室と一体となったロフト空間、ベンチや流しを設えたBBQテラス、外動線としての露地庭、基礎の輻射熱を活かして家全体を暖める蓄熱式床暖房、、、素材的な特徴は、木の産地ならではの紀州ヒノキ、天井に貼られた染極細葭茶糸編、重厚な幅広オーク床材、和室縁甲板のナグリ、神代の趣感じるウッドデッキ、素朴な風合いの手づくりタイル、柔らかな表情の芦野石、大津磨きの左官、華やかで重厚な漆和紙、市松の襖、そっと忍ばせた真鍮や和風金物、エッジの利いた板金、、、等々。大工、職人、素材生産者方々の技術や心意気を紡いだ住宅です。