浦辺鎮太郎を知る | 築紡|根來宏典

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2020年11月26日(木)

浦辺鎮太郎を知る

先週、横浜赤レンガ倉庫で開催中の『建築家 浦辺鎮太郎の仕事:倉敷から世界へ、工芸からまちづくりへ』を見てきました。浦辺鎮太郎(1909-1991)のことは勉強不足、恥ずかしながら存じ上げておりませんでした。なぜ今まで知らなかったのだろう???と思うくらい、素晴らしい建築をつくっています。すっかり魅了され、あっという間の5時間見学。休憩もせず没頭。疲れました、、、心地よい疲れ。倉敷に実物を見に行きたい!という衝動。早く気兼ねなく、行けるようになることを願う。

 

黒と白、白と赤の時代があり、白は共通して白壁。黒は重厚なコンクリート打放しの壁庇と黒い張り瓦、赤は赤レンガの多用であり、作風の変遷が見られます。氏は横浜とも縁があったようで、幾つか手掛けた建築があります。そういった経緯もあり、昨年は倉敷展、今年は横浜展での巡回展。赤レンガ繋がりということでも、浦辺建築を味わうにはピッタリの場。模型を作った学生達のコメントが心に沁みる展示でした。