根來宏典建築研究所

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2020年3月3日(火)

斑鳩庵・清渓亭@根津美術館

根津美術館の庭園には4つの茶室があり、月1回、1棟づつ、1時間だけ公開。今回は『斑鳩庵・清渓亭』。斑鳩庵は江戸末期に江戸・本所の大名屋敷に建てられた茶室。その後、根岸や与野に移築され、昭和30年にここ根津美術館に移築されたもの。清渓亭は平成3年にその横に移されたもの。『弘仁亭・無事庵』のお話は、コチラ≫

 

始めの30分は見学者が多く、外をじっくり観察。人の少ない残り30分は、中で落ち着いた時間を堪能。お茶の先生がお弟子さん達と来られていたようで、手前座脇の開口部を指して「あそこは洞庫ね」と解説していましたが、違うと思いますよとも言えず、、、そう解説してしまうのも理解できますが、洞庫にしては、プロポーション的に背が高すぎますし、素材的に明かり障子にしないでしょうし、機能的に引戸ではなく掛け障子になっています。そもそも掛け障子の裏は下地窓になっています。反対側は襖。手前座正面の風炉先窓が室内に面しているので、この下地窓は暖気を払うのが目的だったのかな?つくりを見て、茶匠や工匠が考えた意図を想像するは楽しい。