塩芳軒と麩嘉@冬の京都2020 | 築紡|根來宏典

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2020年2月19日(水)

塩芳軒と麩嘉@冬の京都2020

西陣にある京菓子屋『塩芳軒』さん。1882年創業、建物は大正初期に完成したものだそうです。黒染めの長暖簾と水引暖簾に格式の高さを感じます。屋根の上にいるのは「お鍾馗(しょうき)」さん。京町家ではよく見られる像ですが、鬼に睨みをきかす家の守り神。玄関である見世庭にはショーケースが置かれ、お客さんを饗す座敷も構えております。初代から続く焼菓子「聚楽」が代表銘菓。

 

同じく西陣にあるですが、京料理に欠かせない食材・生麩を作り続ける『麩嘉』さん。江戸後期の創業。見世庭の正面はおくどさん。左手には座敷。茶室のような構えなのですが、中央にが囲炉裏が配されています。麩饅頭も提供。青海苔を練り込んだ生麩でこし餡を包み、笹の葉でくるんだもの。手作業なので作る量に限りがあること、一番おいしく食べていただける状態でお分けしたいとのことで、予約しなければ手に入らないそうですが、特別にひとつお分けくださいました!