京都北洛の詩仙堂の少し先にある『圓光寺』。詩仙堂のお話は、コチラ≫
はじまりは、徳川家康が教学の発展を図るために開いた学校。僧俗を問わず入学を許し、日本文化の発展において大きな役割を果たしたそうです。
山門を入ると「奔龍庭」。龍が奔り、雲海が煌めく景色。2013年作庭の新しい枯山水。中門を潜ると「水琴窟」。凛とした音色がお出迎え。縁が広い盃型の手水鉢を用いた水琴窟は珍しいそう。本堂広間の先に広がるのは「十牛之庭」。江戸時代作庭の池泉回遊式庭園。室内から眺めるパノラマの景色、苔とモミジが映えます。二畳台目の茶室が併設。躙口へと至る露地が室内化しているのがユニーク。円山応挙(1733-1795)もよく訪れたという竹林を抜けると、徳川家康を祀った「東照宮」。市内が一望できるロケーション。明治以降は日本で唯一の尼僧専門道場となり、その禅堂は今も残り、座禅会を開いているそうです。苔生した庭園にて「わらべ地蔵」発見。