『紀州の家』LDKの様子。尺ピッチで連続する紀州ヒノキの垂木が美しい。外部には道路からの目隠しを兼ねたベンチを建築的に設え、セミコートハウス(半中庭)の様相。バーベキューテラスでもあります。開口部の幅は7.2m。ロールスクリーンが取付き、室内側にはそれを隠すためのスダレが下がります。スダレのお話は、コチラ≫
キッチンにはビルトインのワインセラー。収容量は34本。ワインは箱買いしても12本ですし、個人住宅としては十分な大きさ。特徴的な機能は、熟成・長期保管に適した温度と湿度を維持(加温あり)でき、さらには庫内の上下で二つの温度に設定できること。つまり、赤ワインと白ワインやシャンパンとを別々に適温で貯蔵することができるのですよ!ドイツ製。色々と調べたのですが、ビルトイン、温度・湿度維持、二つの温度を設定できるワインセラーは、これしかない。唯一無二の優れもの。
北側壁面には造作家具。三匹の猫ちゃんがいるお宅。収納棚の上に登れるようにキャットステップを設えています。鴨居上も駆け回れるように繋がっており、テレビ台脇にも飾り棚を兼ねたキャットステップ。最上部は、隣の洋室と繋がる開口。隣の洋室にも、飾り棚を兼ねたキャットステップ。駆け回ってくれると嬉しいな。
テレビ台の背面壁には、素朴な風合いの手づくりタイル。外部には、その並びで外部収納や流しを建築的に設えています。リビング側の外部空間はバーベキューを楽しむパブリックなお庭、外部収納を目隠しとし、その裏(洋室3室が並んでいる)はプライベートなお庭として空間を仕切っています。
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