祇園散歩@京都 | 築紡|根來宏典

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2018年12月6日(木)

祇園散歩@京都

夕方、祇園をお散歩。

 

京町家、白川、樹々、石畳の美しい街並み。

祇園白川一帯は、伝統的建造物群保存地区に指定されております。

なかでも大和橋から巽橋にかけた160m程の白川沿いは一等地で、

その川岸には料亭が建ち並んでおります。

 

この間に2本の小橋が掛かっているのですが、その内の1本に導かれます。

川岸に建ち並ぶ一軒をリノベーションした店舗。

セレクトリサイクルショップと喫茶スペースが入っています。

 

 

 

京町家を活かしたインテリア。吹き抜けの2階に吊るされた提灯たちが印象的。

 

リサイクルショップということで、文字通りリサイクル品が並んでいるのですが、

品々の脇には、元の持ち主さんの顔写真やプロフィール、

その品にまつわるエピソードなんかも添えられており、

センス良く集められた品々と、それらを大切にする気構えが伝わってきます。

 

京都の伝統工芸とコラボした限定アイテムもあり、どのアイテムも魅力的。

モノを大切にすると同時に、その向こうにあるモノづくりを大切にする精神に共感。

 

 

 

 

正面の入口は白川側なのですが、裏口もあります。暖簾の掛かったところ。

謙虚な入り口で見過ごしてしまいそうです(笑)

人通りのほとんどない通りなのですが、

それがかえって日常的であり、ヒューマンスケールであり、品を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暖簾をくぐり、格子戸を開けると、長い通路。

壁面は竹垣のような設え、天井から吊るされた行燈が連続し、

奥行きがより感じられます。

ベンチに腰掛け、喫茶を待つ着物姿のお姉さん。素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、一見さん無用のお茶屋さん。

店構えからして、特に格式が高かそうです。

私なんぞが立ち寄れる場所ではありません。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、、、勇気を出して、暖簾をくぐってみました。ドキドキ。

もちろん中には上がれませんが、玄関先を見せて頂くだけで勉強になります。

 

創業は1800年代初頭だそうです。赤前垂という称号があり、

祇園でも特に格式の高い7軒のお茶屋さんのみに許されたもの。

現在でいう星マークのようなものだそうですが、全然違う気がする。。。

赤前垂のうち、現在も続いているお茶屋さんは、こちら含め3軒という、、、

想像以上に格式高いお茶屋さんでした(汗)