『紀州の家』プレカット図の打合せ様子です。
軸組を決めるのは設計事務所の仕事。設計図の中には当然、構造図があります。
その構造図をもとにプレカット屋さんがプレカット図を作成するわけですが、
それはプレカット機械にデータ入力するための図面でもあります。
機械で加工できない納まりについては手加工。その判別の確認にもなります。
それにしても今回はプレカットに関する質疑が多い!質疑の多くなるような設計なのが要因なのか、施工会社の熱意が強すぎるのか、、、参りました。
ただ、この時間が楽しい。的確な質疑で助かっています。質疑がないと、逆に不安になりますしね。優秀なプレカット屋さんで私自身が勉強になっています。
木造、実はRC造やS造よりも難しいんです、、、
柱や梁のサイズや掛け方だけでなく、接合部(仕口や継手)の検討が大切。
地震による木造住宅の被害は、この接合部の問題によるものが多いのです。
柱、梁、谷木や隅木が複数取り合ってくると、そこはホゾ穴だらけで断面がスカスカになりますね。
そういった欠損を減らし、いかに有効に部材から部材へと力を伝えるかという検討が重要なのです。
私にとっては関西で初めてのお仕事。もちろんこちらのプレカット屋さんとも初めてのお仕事。
なのですが、6年前に工場を見学させてもらっております。コチラ≫