昨日は、家づくりの会の仲間と一緒に『東京中央木材市場』に行ってきました。
最寄り駅は舞浜。舞浜といえば東京ディズニーランドですね。
TDLに向かう人を横目に、いやいや脇目もふらず、我々の目的は木材市場。
木材市場って、わかりますかね、、、
魚や野菜に市場があるように、木材にも市場があります。
簡単にいうと、全国各地から様々な木材が集まってくるところ。
こちらの市場には12の卸問屋が入っており、それぞれに得意分野があります。
産地、杉や松といった樹種、構造材や羽柄材といった部位、銘木、古材、、、
伺ってみて、これは良いなと思ったのは、加工場を構えていること。
表面を削ったり、裁断したり、桟を打ったり、足を付けたり、塗装をしたり、、、
市場というのは通常、物を売るだけですが、こういった加工まで頼めるのです。
それぞれに産地との繋がりをもっている一行なのですが、
現実的なことを考えると、近場にこのような市場があると便利。
テーブル板を一枚買うのに、産地から取り寄せると、
下手をすれば送料の方が高くなる場合もありますね。
また加工までしてくれれば、買ったものを別の加工場に移す必要もありませんし。
ご覧ください、この見事な板。約2000×4000mm、厚さ150mmの神代杉。
普段、目にすることのないような材も眠っています。
ここは卸市場ですので、一般の人は勿論、取引がなければ直接購入することはできません。今回訪れたメンバーは、市場長の一言で、特別に購入することが可能に。
と、ここまで聞けば、良いこと尽くめに聞こえますが、そんなに甘くはありません。通常は仲買や小売りを通すわけですよね。そこには意味や役割があり、目利きがいます。価格表示もありません。それはセリに掛けられたり、阿吽の呼吸で決まるもの。
つまり、こちらの専門性が問われる訳ですね。
市場の方々の熱い思いを受け取ると同時に、身の引き締まる思いで帰ってきました。