『つくばの曲り家』建主さんと一緒に、スイッチやコンセントの位置確認の様子。
設計段階でも細かな打ち合わせをしているつもりなのですが、現場に入ってからも、改めて確認するようにしています。建主さんにとって図面だけで判断するのは難しいでしょうし、実際の空間に身を置き、家具配置や生活をシュミレーションすると、考えが変わるのは不思議なことではありません。
スイッチやコンセントがあるということは、当然、そのための配管・配線が、壁の中に張り巡らされているのであり、それらが塞がってしまうと、移動することは容易ではありません。そのための最終確認の場となります。
それにしても近年の住宅は、設備機器が多い、、、TEL、光回線、LAN、TV、HDMI、インターホン、火災報知器、等々。
スイッチやコンセントなんかは、整理整頓せずに付けていると、凄い数になっているものです。
他にも設備的なところでいうと、換気扇、給気口、レンジフード、給湯リモコン、エアコン、給水、給湯、汚水、雨水、、、
表面に現れる機器だけではなく、配線、配管、ダクトなどのルートの検討も必要。
構造的には、ホールダウン金物や羽子板金物なんかもあります。
壁の中に隠れるものですが、これらの確認は、美しい空間、暮らしやすさ、安心安全を手に入れるための重要なポイントなのです。