出た!地獄の1000本ノック | 築紡|根來宏典

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2018年7月10日(火)

出た!地獄の1000本ノック

先日、家づくり学校3年生『形態』の授業がありました。

 

講師は、泉幸甫先生。講義と課題出題の前半と、その講評会の後半との2回1組となっており、その前半。形態の中でも、特に「屋根」のお話が中心でした。

 

アアルト、ライト、レーモンド、吉田五十八らの建築や、街中に建っている建物をスクリーンに映し出し、その形態の意味を考えていきます。

 

単なるデザイン?と思っていても、よーくよく分析してみると、雨仕舞のこと、構造的なこと、室内的なこと、、、なるほど!と気づかされることもあり、そういったことを発見する楽しさを教えてくれました。

 

 

日本建築の屋根は、切妻と寄棟が基本。

その場で手を動かす課題が出され、簡単でしょ!と思いきや、、、

辻褄が合わないところが出てきて、何気に難しいぞ(汗)

 

このような謎解きは、電車の中でも出来ることであり、

繰り返しすことによって、凄く力が付きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、泉先生が持参した小さな小さな模型。

屋根伏せで(上から)見ると3本の線しかありません。

側面から見ると、山と谷がリズムカルに繋がり、室内空間も楽しそう!

平面的には単純な四角い形態であっても、立体で考えた場合、

多様な可能性があることを気づかせてくれます。

 

さてさて屋根の掛け方の楽しさを知ったところで、課題出題。

4間×6間の平屋建ての屋根を50案、2階建てを50案、計100案を考えてくること。

野球でいうところの地獄の1000本ノックといったところでしょうか、、、

さらに、その中から面白いと思った案の模型を製作してくること!

来月も楽しい授業になりそうです。