ふるさとの木で木の家を建てよう! | 築紡|根來宏典

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2017年8月1日(火)

ふるさとの木で木の家を建てよう!


「ふるさとの木で木の家を建てよう!」プロジェクトを始めました。詳しくは、コチラ≫

KINOIESEVENが発足し、4年近くになります。
木も「顔の見える野菜」のようにあるべきだという思いから、
KINOIESEVENは全国の木の産地のネットワークを持っています。
そのネットワークを、さらに推進、強化、顕在化しようとするものです。

現時点でサイトに紹介しているのは、3つの産地。
KINOIESEVENの名に因んで、7つ揃ったところで公開しようと思っていたのですが、
山の方々は、忙しいと言いますか、のんびりと言いますか、、、フライングして公開です。
他の産地も、これからどんどん増やしていきますよ!

ふるさとの木で家を建てようと思っても、様々な課題があります。
品質的なこと、技術的なこと、流通的なこと、コスト的なこと、、、
現実的には、ふるさとの木が使えない場合があることも事実です。
KINOIESEVENは、そんな課題を交通整理するプロデューサーでもあるのです。

「ふるさとの木」でなくとも「国産材で」という建主さんも多いですね。
すべての木材を一つの産地に絞る必要はないかとも思います。
日本の山全体が元気になると、いいな~と思っています。

産地によっては、県の支援事業で産地見学会なんかも行っています。
産地に行くと、山で働く人々の姿、活気や課題が見えてきますよ!
たとえば、こんな風景を見ることができます。コチラ≫

ちなみに、昨日ご紹介した『練馬の住宅』は、良質な国産木材に拘った住宅です。
構造材は宮崎産の飫肥杉。フローリングも同じく飫肥杉で、厚さ30mmの無垢、幅220mmの幅広、長さは4メートルもあるので迫力があります。
床や天井には構造用合板を使わず、水平構面も確保できる信州産カラマツの3層パネル。
カウンター類には吉野材、塗装関係には桐の油、ウッドデッキや格子も全て国産杉です。
外壁もこれらのコンセプトに合わせて愛媛産の焼杉を採用しています。

根來宏典建築研究所