第9期始動@家づくり学校 | 築紡|根來宏典

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2017年5月15日(月)

第9期始動@家づくり学校


第9期家づくり学校が始まりました。

一昨日の土曜日は4年生、昨日の日曜日は3年生、今週末の土曜日は2年生。
新入生となる1年生は、5月28日(土)スタートとなります。
1年生については、まだ時間もあり、定員も空いていますので、
受講生の募集を延長しております。ご興味ある方は、コチラ≫

さて上の写真は、昨日の3年生の授業、本間至先生による『プランニング』の様子。
講義と課題出題の前半と、その講評と指導の後半との2回1組の授業で、今回はその前半。

本間先生の授業は「住宅設計とは何か?」を考えさせられます。
住宅設計者も建主さんも、建築雑誌やインターネットといった
メディアから学ぶことは多いかと思います。
それらメディアを見る時は、それら作品の華やかさに惑わされるのではなく、
プロである以上、生活のしやすさを見極められる能力は必要です。

造形的な美しさ、画期的なアイデアも大切なのですが、暮らしの本質を考えた場合、
食べる、寝る、排せつする、綺麗にするといった4つの行為は必要不可欠。
そういった個人的・プライベート的な要素を、リビングや玄関、さらには外部空間、
といったパブリックなものとどう関連づけていくか?

それには、日々の暮らしの動線を読み解かねばなりません。
これらが上手く解けているプランは、採光も風通しも
必然的に良いプランニングになっていることと思います。

「ハレとケ」という言葉がありますが、ハレのことばかりではなく、如何にケのこと、
さらにはケの連動性をイメージできるか?
それには、朝・昼・夜、平日・休日、10年後・20年後といった時間的変動要素も大切。

そういったことを難しく考えると、設計者としては手が動かなくなるものですが、
本間先生のお話しは、論理的で単純明解であり、そのことの大切さに気付かされます。
頭にス~っと入って来て、素直に納得、理解できます。

さてさて後半の課題発表が楽しみ。
皆さん、どれほどプランニングが上手になっているか、、、

根來宏典建築研究所