先日『練馬の住宅』の工事をお願いしている工務店さんを会社訪問してきました。
当初は、工事契約の時に出向く予定だったのですが、
建主さんの都合により、ご自宅で契約することになりました。
以前より私の方から「ここの工務店の加工場は、見ものですよ!」と言ってたので、
気になっていたそうです。
誤解しないで下さいね。こんな加工場持っている工務店、そうそうありませんよ!
すると突然、建主さんの方から「ご迷惑でなければ、ご挨拶に伺わせていただきたい」と。
「寒い日も、風の日も、棟梁を始め職人さん方が頑張って我が家を作って下さっている事に
頭の下がる思いです」とのことです。
上の写真は、その加工場。あくまでも大工の技に
こだわり続ける、質実剛健な工務店です。
ちょうど、手刻みで加工され、出荷を待つ木材たちが並んでおりました。
大工さんの墨付け場。
大工になりたいという若者を雇って、最低4年以上、専属の棟梁のもとで修行させて、
一人前の大工に育て上げているそうです。
加工中の木材たち。全て手刻みです。近年、構造材はプレカット、
造作は既製品の住宅が殆どなので、このような作業風景は見られなくなりました。
大工といいながらも、現場でノミやカンナを使えない大工さんも多い、、、
こちらは、も、もしや!我らの現場で使われるフローリング!
構造材と同じく宮崎産の飫肥杉。厚さ30mm、幅220mm、長さは4メートルもあります!
構造材と一緒にトラックで持ち込まれ、ここに保管されております。
「良質な国産木材で建てる家」と聞くと、高価に思われる方も多いかと思います。
もちろん安くはありません。でもトラック一台に構造材やフローリング材を一緒に載せるなど、流通や産地を見直すことによって、価格を抑えつつ、より質の高い住宅を手に入れることが可能になるかと思います。
お宝も、たくさん眠っておりました。
こういった工務店さんと一緒に家を建てるのは楽しい。