本日の午後は『練馬の住宅』の配筋検査でした。
午前中の雨の様子だと、こんな天気でも検査するの???って感じでしたが、
お昼前には雨が上がり、快晴に!晴れ男、健在です!
しかも、何?この暖かさ?って感じでしたね。
検査する私としては良かったのですが、午前中は鉄筋屋さんが検査に間に合わせようと、
雨の中で作業してくれていたことと思います。感謝ですね。
とても良い鉄筋屋さんが入っていました。人柄の話ではなく、技術力の話です。
鉄筋屋さんに良し悪しってあるの?って思われる方もいるかもしれませんが、あるんです。
なんで、そんなこと分かるの?って思われる方もいるかもしれませんが、分かるんです。
話せばね。組み方がちゃんと理解できているので、指摘に対する受け答えが明解なのです。
上の写真は、鉄筋のピッチを計りながらの丁寧な結束(針金で鉄筋同士を縛る)の様子。
配筋検査というのは、ピッチが綺麗に並んでいるかどうかだけの検査ではありまぜん。
鉄筋のかぶり厚さや、定着長さの方が重要です。
鉄筋のピッチが、一般的な住宅より細かいのが分かるかと思います。頑丈さが一目瞭然。
大きな応力が掛かる箇所は、補強のために鉄筋の量を増やしているためです。
鉄筋量はが多ければ良いということではなく、
逆にコンクリート上手く回らない(流れ込まない)という心配もあります。
ですので、上手に鉄筋を組める鉄筋屋さんの方が技術的に安心なのです。
基礎は一律的に荷重が掛かるのではなく、柱の配置によって荷重の掛かり方が異なります。
設計サイドでは、基礎に掛かる応力図をもとに、合理的な計画を行っております。
配筋が終わると、後々工事の様子が振り返れるように
現場監督が施工状況の記録写真を、丁寧に撮って回ります。
皆さん、丁寧な仕事です。
根來宏典