目黒の住宅 配筋検査 | 築紡|根來宏典

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2015年4月9日(木)

目黒の住宅 配筋検査


今朝は、目黒区で工事中の住宅の配筋検査に行ってきました。

この住宅の基礎の特徴は、基礎の立ち上りが外周部だけ。
現場に行ってみると、すごく綺麗な配筋に見えるのですが、
その単純なつくりが美しく見える要因でもあります。
もちろん施工手間が省けることにも繋がりますね。

基本的には、150ピッチで配筋。
それプラス、応力が沢山掛かる(上からの荷重が大きい)所は、
150ピッチで補強しております。

大切なのは、基礎と土台・柱とを繋ぐアンカーボルトが適切な個所に設置されているか。
アンカーボルトのサイズも、いくつかあって、それぞれ埋め込み長さが違います。

鉄筋のかぶり厚さや、定着長さはもちろんのこと、
アンカーボルトが基礎の中に飲み込まれているかも大切なポイント。
設計事務所の配筋検査では、そんなことをチェックしています。

よく近隣の方から「何の建物が建つのですか?」と聞かれます。
一般的な住宅の基礎とは、ちょっと違うのだそうです、、、
建築計画と合わせて基礎を設計すると、その可能性は広がります。
そのため、国で定めた標準通りではなく、個別設計することが大切だと思います。

根來宏典