国産材ツーバイフォー | 築紡|根來宏典

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2014年10月23日(木)

国産材ツーバイフォー


先日、KINOIE SEVENのメンバーで国産材ツーバイフォーの勉強をしてきました。

訪れたのは、千葉県白井市にあるウィングさんのプレカット工場です。
こちらの会社は、いわゆる親会社がいないのが大きな武器、特徴、魅力で、
大きな可能性を持っています。ウィングさんについては、コチラ≫

ツーバイフォー材といえば、これまでカナダなどからの輸入材だったのですが、
国産材の供給を協和木材さんが始め、ウィングさんが取り扱うようになったのです。
これは凄いことで、国土交通省の地域型住宅ブランド化事業にも採択されております。
協和木材さんには、こんなところでもお世話になっています。
コチラ1≫コチラ2≫コチラ3≫

新規事業推進部の橋本宰さんの言葉には、共感するところが多かった。
来年度から始まる枠組壁工法構造用製材のJAS改正、公共建築物等木材利用促進法、
木造建築物に関する建築関連基準の整備などが、いよいよ本格化します。
時代の動きを予感させます。
橋本さんは「市場の縮小化は怖くない」と、はっきりと言います。
同感です。資本になびかず、地に足がついた理念を持っていれば。

こちらの工場に建築家が訪れたのは、我々が初めてだそうです。
私自身も、これまでツーバイフォーとは距離を置いていたのですが、、、
得ることが多かった。時代が変わってきているのですが、先入観も変わりました。
輸入のSPF材よりも、国産の杉材の方が、見た目も品質も断然良いですし。

技術に関することは、製造部の中山正之さんが丁寧に解説してくれました。
私の大学の後輩で、博士課程在籍時に学部生として、同じキャンパスにいました。
先輩面するつもりはありません。
時代を動かす人間としての生き生きとした彼の力強い言葉に刺激を受けました。

話は変わりますが、こんな勉強会を行っているKINOIE SEVENのメンバーが、コチラ≫
のようなイベントを明日から開催します。ぜひ足をお運びください。
心和む木育の絵本ももらえますよ!

根來宏典